Vol.1[心のひずみと向き合うキッカケの出来事]編《疲れる恋愛からの脱却ストーリー》

オネコフ体験記
《疲れる恋愛からの脱却ストーリー》

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Vol.2[恋愛ダメスパイラルを客観視]編
Vol.3[問題発生の根本メカニズム]編
Vol.4[歪んだ価値観の発掘]編
Vol.5[色々と仮定義していく]編
Vol.6[愛されオンナのお手本]編
Vol.7[弱さと向き合った副産物]編
Vol.8[疲れる恋愛からの脱却]編

- もくじ -

  •  幕が開けた3月
  •  幸せと無敵の4月
  •  焦燥と空回りの5月

幕が開けた3月

3月の中頃、突然とある男性から『久しぶり』的なLINEが届いた。

その彼とは元々共通の友人👨がいて、私と友人👨とは7〜8年前からの知り合い、その彼と友人👨とは元職場の先輩後輩だったか上司部下だったかで20年弱の付き合いがあるという関係性。

私とその彼は、友人👨にとあるコミュニティに誘われ参加したことがキッカケで、4年程前に知り合ったが、そのコミュニティの集まりで数回会ったことのある程度で、特に親しくなった覚えはなかった。

もちろん二人きりで会ったこともなかったが、マメな性質なのか?年1位で『あけおめ』とか『元気?』みたいなLINEをくれる間柄だった。

ちなみに外見はいかつくてチャラい方、笑。

例のごとく『元気?』みたいなやりとりですぐ終了すると思いきや、なぜかその日は話の流れで、所属しているコミュニティのメンバーを何人か呼んで、一緒に飲み会を共催することになった。

私の性格上、誰かと共同でイベントを計画するとなったら、各々の分担を割り振って進めていくタイプ。
その方が個人の役割がシンプルで済むし、お互い口出ししたりしなくていいので効率がよくて楽だから。(そしてムダに責任感強め。)

しかし元来、自宅大好き・生粋の出不精HSPである私は、30年以上大阪に住んでいながら、手頃なお店をセレクトすることができない。住んでる期間に対して経験値が異常に少なすぎるのだ。

かつ、その彼も大阪府民ではないので、私と大して変わらないレベル(のはず)である。

瞬時に上記を脳内ではじき出し、「メンドくさ〜」となりかけた私に、その彼は一文
『一緒にさがしたらエエやん^^』
とサラッと送ってきたのだ…!

たっ、…確かにーー!!!

一緒に飲み会を開くのだから、一緒に探すという当たり前の方法が抜け落ちているほど、私は家族としか話さず引きこもっていた時期(←)だったので、斬新すぎて、この彼のことを「見かけによらず、ちょっとイイ奴」と思ってしまった(笑)

飲み会を決めた4月の頭までの間、メンバーを選定し、お店を決めて予約し、手分けして参加者に連絡をし終わっても、夜に毎日たわいもないLINEをするのがお互いの日課になっていった。

幸せと無敵の4月

4月頭の飲み会が終わり、連絡する必要がなくなったにも関わらず、夜の日課LINEは続いていた。

お互い家族と同居していたので、通話をすることはなかったけど、どちらかが先に家に帰ったタイミングで『ただいま』のLINEから始まり、相手が寝落ちするまでたわいのないやりとりをする中で『ゴハンいこー^^』と誘われて週末に会うようになった。

4月の平日は毎日LINEし、週末に飲みに行くことが数週続いた。
(この辺のディティールは、本筋のメインではないので割愛。)

久しぶりに、私は何だか楽しかった。

一緒にいる時間はよく笑い、波長が合っていて居心地が良かった。

恋愛かどうかと言われれば“カワイイとこあるな”程度だったが、
毎日絶えず連絡を取って、その彼にはなんでも言える安心感と、日々に楽しみがあるという無敵感、もしかしたらもう少し仲良くなれるのかも?という微かな希望を感じていた。

あるデートの帰り、私はふと気がついたことがあった。

繊細さん(HSP)の傾向がある方ならご理解いただけると思うのだが、
どんなに楽しい時間の後も、一人になった瞬間にドッと疲れが押し寄せることがある。

会った後の帰り道、疲れが全くないことに気がついた。

「あれ…?珍しく、一緒に居てラクな人なのかも。。」

何か幸せやな〜と未来に期待し始めていた。

焦燥と空回りの5月

5月に入ってすぐ、LINEに僅かな違和感を覚えた。

1ヶ月半毎日、そりゃ〜来る日も来る日もLINEしてれば、生活パターンはわかってくる。

特に他の女性の影があるようなあからさまな兆候ではないが、なんとなーく…のレベル。

その彼は自営業なので、仕事が忙しくなったのかな〜?という程度だった。

とはいえ、私は内心、曖昧な関係に焦っていた。

ここ1ヶ月以上、毎日連絡を取り、毎週ゴハンに誘ってくれるって好意があるの?

「そろそろ私、ハッキリしてほしいんやけど。
これから先、末長くやっていく予定にしてくれるの?
私のこと好きなんっ?どうなん??」(怖w)

もちろん毎日のLINEは楽しいままに続いている、
しかし↑のようなことを直接本人にLINEした訳ではない。

次回以降で詳しく書くが、相手から感じ取れる好意より、自分の期待の方が上回ったことで、形勢が一気に逆転したと勝手に思い込み、不安になってきたのだ。

そしてとうとう誘ってくれなかった5月の二週目、私の方から『話を聞いてほしい』というスタンスで会う約束をした。

しかし案の定というか何というか…

気持ちを聞いたりできる空気感ではなく、その彼の真意を探るどころではない私の精神状態。

話が盛り上がらない、落ち着かない、心から楽しめない。

そしてその彼もまた、仕事の疲労なのか、何かを察したり思うところがあったのか、前回と比べても楽しそうにはみえず、口数も少なかった。

仕事が忙しくなってきたとは聞けたが、
『もう会わない』と言われた訳でも、
『連絡を控える』と言われた訳でもない。

好転させる隙さえつくれないまま、私はその日一緒に過ごした時間と、その彼の態度から
果てしなく遠く感じる心の距離感に打ちひしがれ、奈落の底へ突き落とされた気分で帰路に着いた。

〜つづく〜

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